梅雨明けしましたね。
いよいよ本格的に夏がやってきます。
蝉の声が耳に心地よい今日この頃です。
来る8月2日は「二日灸(ふつかきゅう)」と言って
昔からお灸をする習わしがあります。
「二日灸」は俳句の季語にもなっていて、
人々の暮らしに密着した行事として行われていたことが分かります。
「二日灸」は節分の前日、2月2日と8月2日の
年2回、行われます。
旧暦のお正月とお盆という、
宗教儀式と結びつけて
人々の健康を祈る行事だったのでしょう。
この日にするお灸は、特に効果が高いと言われてきました。
季節も変わり目、夏を元気に乗り切るために
8月2日は是非、お灸をしてみてくださいね。
夏の過ごし方とお灸
古く、中国の医学古典には
゛夏は早く寝てエネルギーを充実させて、
気持ちを愉快にたもち
身体のエネルギーを正常に外へ発散するように”
とあります。
この時期に無理をして疲れてしまうと
秋に適応する力が下がり
冬になって病みがちになる、と記載されています。
また、夏はどうしても冷たいものが欲しくなり、消化器に負担をかけがち。
そのうえ、クーラーに当たりすぎると自律神経が乱れて
食欲がガクンと落ちてしまいます。
すると「夏バテ」の食欲不振、疲れ、だるい、イライラ、不眠、といった症状が出てきてしまいます。
そうなる前に、消化器の働きを丈夫に保ってくれる「足三里」にお灸をしましょう。
場所は膝のお皿からすねにさがること親指4本分、押して気持ちいい場所です。
毎日、このツボにお灸をすえると
夏バテしにくい身体を作ることが出来ますよ☆