東洋医学には「冬病夏治」といって冬に悪化する症状は夏のうちに改善の素地をがっちりつくろうよ、という言葉があります。
これは本当にそうで、夏から治療を始めた方は冬、大分らくに過ごされています。
というわけで夏は体質改善のチャンス。 鍼灸師をしていると、つい自分のケアが後回しになりがちですが、私も最近、毎日お灸をしています。なかでも今、気に入っているのがおへそのお灸。
おへそのお灸は、全身を強くする作用があり、虚弱体質の改善に治効があるといわれます。
1220年頃、今から800年ほど前に書かれた中国の古典『鍼灸資生経』に
「老人でいながら童子のように若々しい顔をしている人があるが、それは毎年きまって臍中に鼠糞大の小さな灸を1壮すえるからだ」とあります。
自分でおへそにお灸をするのはちょと危険なのですが、これを読んでから、私も自分で試しています。
おなかの冷えをとったり、体力を強化するのにとても良いようです。
おなかの調子を崩しているときも便通がとても良くなります。
すごく嬉しかったのが、お肌がピカピカになること。おぉ~という感じになります。
私もはりや灸を一定期間、顔にしてみる実験をしましたが
お肌の調子は、顔を調整するよりも消化器を調整したほうが効果が全然あるな、というのが実感です。
知れば知るほどに面白い、東洋医学の世界です。
夏期限定で、ご希望の方にはおへその塩灸のオプションを行っていますので
試してみたい方はお声かけくださいね。